IziphoZam2007-11-26



Hypnotic Brass Ensemble / Green
 (2005, Self-released)



 ニューヨークはクイーンズをベースに活動するシカゴ出身の黒人8人組ブラスバンド、Hypnotic Brass Ensembleの自主制作アルバム2枚目。


 自分としても情けないです。こんなカッコイイバンドがまだまだいたとは全く知りもしませんでした。やはり世界は広いです。 何かのラジオでかかってて直ぐググってitunesで見つけたのですが、素晴らしすぎてココのところヘビロテしまくりです。最近、Johnny Pateが手掛けたブラックムービー・サントラ「Shaft In Africa」のカバー&Bulljunのリミックス収録のシングルで日の目を浴びているみたいですね。
 彼らの公式ブログでも彼らの詳しい略歴について知ることはできなかったのですが、2004年頃から路上にてライブ活動を始め、主にトランペット4人、トロンボーン2人、チューバ1人、ドラムス1人の8人編成(最近はバリトンの方も入ったような)で、最近レアなシングル編集盤がリリースされた、初期Sun Ra Arkestraのメンバーで親指ピアノ(カリンバ)を世に広めた人としても知られるPhilip Cohranの息子さんも在籍しているとか。最近は世界中を飛び回ってライブを精力的に行っているらしく、Charlie Dark(Attica Blues)のイベントに参加したりMos Defと共演したりしているみたいです。
 サウンド的には革新的だとは言えないのですが、基本のブラスバンド・スタイルの中にポップだったりシナトラ的にエンターテイメント風だったり、かと思ったら、疾走感あるファンクだったりエキゾな感じだったりチルな和みだったりと、音の彩りがホント豊富で聴いていて楽しいです。itunesでは2004年2005年に出た自主制作盤が手に入るので是非聴いてみてください。だいぶ昔に紹介したYoungblood Brass Bandとか好きな方にはドツボではないかと思われます。

【関連サイト&試聴】
http://www.hypnoticbrass.blogspot.com/
(試聴は“HYPNOTIC shareZ”の下のファイル達をクリックすれば聴けます)