LAアンダーグラウンドコミュニティー特集 Vol.1

・V.A. / Dublab Presents : Freeways
　(2001, Emperor Norton)
　〔Electronica/Breakbeats/HipHop〕
　今日から「LAアンダーグラウンドコミュニティー特集」と題しまして、今特にホットで密接な関係にあるLAのHiphop,Breakbeats,Electronicaのアーティスト達を紹介していきたいと思います。
　本日は一発目ということで、このコミュニティーを語る上で欠かせない最重要ネットラジオ局Dublabのコンピ『Dublab Presents : Freeways』。Dublabは5年前に開局したインターネットラジオ局ですがチャンネル数は1つで、DJも担当するFrosty(a.k.a. Adventure Time)、Carlos Nino(a.k.a. Ammon Contact)を中心に運営・放送されています。ゲストによるDJの「Four Square」と「Ten Elements」(詳細不明)に分かれ、後者はHiphopやBreakbeats、Electronica、Post Rockなどボーダーレスな選曲で、トラックリストも公開しているので聴者を楽しませてくれています(でもだいぶ更新されてないです。。)。前者のほうは毎回不定期で4組のアーティストが登場し、現在The Dylan GroupとAmon Tobinと他2組がゲストでDJしていますが、トラックリストはDJ中のアナウンスのみらしいです(残念)。今までにもPeanut Butter WolfやFive Deez、Jazzanova、Cold Cutなどそうそうたるメンツがゲストで登場していたそうです。
　このコンピはFrostyやCarlos Ninoが日頃選曲しているのと同じようにコンパイルしたものです。主な収録アーティストはLanguis、Daedelus、Mia Doi Todd、Dntel、John Tejada、Mannequin Lung、Ammon ContactといったPlug Research勢だけでなく、Divine Styler、Yesterdays New Quintet、先日紹介したDamon Aaron、Nowhereman(a.k.a. Nobody)、Adam Rudolph(a.k.a. Hu Vibrational)といった感じです。内容はラジオと同じ感じで、それぞれジャンルは多少違えど何か共通するものが感じられるコンピです。特にYesterdays New Quintetの曲はどのレコードに収録されてないのでとても価値があるかと思います。昨年限定1000枚でリリースされたコンピ第2弾『Dublab Presents : Summer』(2003, Dublab/Hefty)もありますが今からですと日本で手に入れるのはなかなか難しいと思います(ちなみに私はゲットしちゃいました)。こちらも同じような内容ですが、収録アーティストは新鋭なメンツばかりなのでいろいろと新しい発見になりました。あ、HeftyのHPでは普通に売ってましたよ(笑)。

【関連サイト】
http://www.dublab.com