今日のお薦め

日本の重要湿地500
http://www.sizenken.biodic.go.jp/wetland/
 環境省が湿地保全施策の基礎資料を得るために多数の専門家の意見を得て重要湿地を選定したものをまとめたサイト。湿原、河川、湖沼、干潟、藻場、マングローブ林、サンゴ礁など、生物多様性保全の観点から重要な湿地を500ヶ所選定したそうです。
 環境省ってことでいちおう○泉政府がらみだから何だかなぁって思ってたんですがここは昨今の政府の動きを全く感じさせません。ラムサール条約に基づいた上で選定しているところもありますが、何より美しいところが多いんです。環境保全的な目でなくて申し訳ないのですが、心地よい風景のある場所を探すにはもってこいです。選定されてるからそういう風な立地であるのは当たり前なんですけどね。

 実際栃木県大田原市の湧水湿地に行ったところ水がめちゃくちゃキレイでした。ミヤコタナゴが住んでるくらいですしね。その湿地(小川みたいな感じでした)はなんかある程度区切られてる土地の中にあって少し人工的なにおいがしましたが、まわりも畑や民家ばかりだったのでとても居心地よかったです。それと、現場に行く前に市役所の環境課にアポをとって詳しい話を聞いたのですが、これがまたとてもいい人ばかりだったんですよ。やっぱり昔はタナゴはたくさんいたらしく、年が経つにつれてどんどん減っていっているようです。そのためか市役所ではタナゴを水槽で育てていました。そういった話以外にも大田原市の案内をしてくれたり、交通について詳しく教えてくれてかなり助かりました。大田原市最高。
 自然を保全・再生していくことも大切ですが、こうやって自然に触れたり、それを機に地元の人とかとコミュニケーションするのが私なりの旅の醍醐味です。旅についてもそのうちまたいろいろと書きたいと思います。