Jazzの車窓から

IziphoZam2004-11-12

John Coltrane / Blue Train
 (1957, Blue Note)

 John ColtraneがBlue Noteに唯一残した作品『Blue Train』。私がまだジャズの‘ジ’の字も知らなかった頃に(今も全然ですが)このレコードに出会いました。ちょうどクラブジャズを聴くようになっていた頃、「本物のジャズってもんも聴いてみたいなぁ。けど何から手を出していいのやら。。」と思っていたときにインターネットでたまたま見つけたレコードショップVoxmusicで私のハートは奪われました。Jazz Grooveというコーナーにあり、そのモダンでクールなジャケットからしてもジャケット買いしてしまいそうだったんですが、2曲目に収録されている「Moment's Notice」を試聴してとてつもない感動を覚えました。誰でもそうだと思うんですが、自分が今まで聴いていなかった全く未知のジャンルを聴いて、衝撃を覚えることはあっても鳥肌がたつことってめったにないと思うんです。それがこのレコードにはあり、また「一曲通して聴きたい!」ってマジメに思いました。購入して以降何度も聴き、CDまで購入してしまいました。
 Pharoah Sandersの名曲であるIziphoZamというハンドルネームを使っている私ですが、実は最初に買ったジャズのレコードはJohn Coltraneなんです。師弟関係のような感じだから違和感はないとは思いますが。彼については、私が述べられるようなことはほとんどないと思うのでキーワードを参考にしてください。
 私がとても愛着があるからかもしれませんが、全て名曲です。「I'm Old Fashioned」[M-4]を除いてアップテンポなバップナンバーが揃い、テーマがわかりやすいのでとても楽しい気分になります。中でも前述した「Moment's Notice」[M-4]はテーマが待ち遠しくなるような展開のメリハリがあり、とてもスリルがあって大好きです。後半の盛り上がりなんかもう最高です。ヘコんでるときや意欲を高めたいときなんかに聴くと気持ちを高揚させてくれます。
 すいません、なんか好きすぎてすっかりパーソナルのこと書くのを忘れてしまいました。これくらい書かないといけませんね。。
:John Coltrane (Tenor Saxphone)
:Lee Morgan (Trumpet)
:Curtis Fuller (Trombone)
:Kenny Drew (Piano)
:Paul Chambers (Bass)
:Philly Joe Jones (Drums)