Nu Jazzの車窓から

・ed/ge / A View From The ed/ge
　(2005, Kwerk)
　Us3のGeoff Wilkinsonが主宰する、ロンドンをベースにする新興ニュージャズ・レーベルKwerkのファースト・リリース＆第一弾アーティストed/geのデビューアルバム。
　ed/geは1985年来の付き合いという、us3でおなじみのGeoff Wilkinsonとサックス奏者Ed Jonesによるユニットで、後者は学校だけでなく地元のビッグバンドなどにも所属していてCharles Mingus,やSun Ra, Nelson Riddle, Dizzy Gillespieなどたくさんのアーティストに影響を受け、ひそかにカバーなどを中心にライブ演奏などをしてきたそうな。本作はドラム以外は生演奏によるもので、彼ら以外にもIncognitoとの共演やZero 7のツアーに帯同したりしているJim Watson(Keyboard)や、‘アナログシンセ・クイーン’と呼ばれ西ロンのブロークンビーツ・プロデューサーにひっぱりだこというJessica Lauren(Moog)など有名なバック・ミュージシャンも参加していて、Us3風のヒップホップからブロークンビーツ、ドラムンベースとフューチャリスティックなニュージャズ・アルバムとなっています。Michael Jackson「Billie Jean」カバーも注目ですが、6曲目の「Quasimodo」を是非とも聴いてみてください。最高にヤバイかっこいいです。

【関連サイト】
http://www.kwerk.net
【試聴】
http://www.kwerk.net/tracks.html