Post Jazzの車窓から


Kammerflimmer Kollektief / Absencen
 (2005, Staubgold)

 Tied & Tickled Trio(id:IziphoZam:20050103)のThomas Weberを中心とした、ドイツはカールスルーエを拠点に活動する6人組音響ジャズ・バンド、Kammerflimmer Kollektiefの通算5枚目となるアルバム。
 Kammerflimmer KollektiefはHeike Aumuller(Harmonium)、Christopher Brunner(Drums & Vibraphone)、Johannes Frisch(Double Bass)、Thomas Weber(Guitar & Electronics)、Heike Wendelin(Violin & Viola)、D. Wurm(Saxophones)から編成されていて、私は前作『Cicadidae』で彼らを知ったのですが、シカゴ音響派に負けないくらいのポストロック〜音響〜ジャズ・バンド。フリージャズやカントリー・ミュージックエレクトロニカなどを消化した彼らのサウンドは生演奏を主体とし、軽やかなドラム・インプロと夢想的なヴィブラフォンの響き、そしてときに見られるフリーキーなサックスと温かな電子音が美しいサウンドスケープや情景を描きだしていて、幻想的でシネマティックな世界を作り出しています。ポストロックが好きな方には是非とも聴いてもらいたい作品です。

【関連サイト&試聴】
http://www.staubgold.com
http://www.kammerflimmer.com
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