Brazilianの車窓から
・Antonio Adolfo & Brazuca / Antonio Adolfo & Brazuca
(1969, Odeon)
早熟のアレンジャー/ピアニストとして知られるAntonio Adolfoが結成した6人組ブラジリアン・グループ、Antonio Adolfo & Brazucaの1stアルバム。
Antonio Adolfoは幼い頃から音楽教育を受け、ジャズクラブでのセッションに活発に参加していたためか、17歳という年齢から活躍していたピアニストで、彼が組んだこのグループはデビュー後乗りに乗り切っていたときに結成したとか。自身が演奏するピアノの他に、ギター、ベース、ドラムス、ヴォーカル2人といった感じの編成で、Quarteto Em Cyなどのアレンジで知られるLuiz Claudio(ギター)も参加しています。エレピを中心としたジャズ・ボッサやサイケデリックなソフトロック風の曲など、ポップでロッキンなブラジリアン・グルーヴを展開しています。