Rock/Bluesの車窓から

IziphoZam2004-09-25

Damon Aaron / Eaves
 (2004, Kick Snare Hat Records)

 彼の名前を初めて知ったのはLAのネットラジオDublabのコンピ『Freeways』。最近ではUbiquityのカバー&リミックスコンピシリーズ『Rewind! 3』にGil Scott-Heron「Willing」のカバーで参加、LAの著名なアーティストが集ったスピリチュアルジャズプロジェクトBuild An Arkのギター&シンガーとして参加し、『Peace With Every Step』をKindred Spiritsからリリース、そしてHefty所属のアンビエント/エレクトロニカユニット、Telefon Tel Avivのアルバム『Map Of What Is Effortless』に1曲シンガーとして楽曲提供していました。
 また、Mo'Waxからのリリースでも知られるラッパー、Divine StylerやStones Throw所属のファンクバンドBreakestraなどとも客演経験があり、かなりのキャリアの持ち主である模様。
 肝心の音はというと、Jack JohnsonTommy Guerreroを足して2で割ってちょっとブルージーにしたという感じです。全面的にギターを中心にしたアコースティックな演奏なんですが、彼らと少し違う点を挙げるとするとドラムや上にのせる音にクラブミュージックの匂いが漂うところでしょうか。でもこれは彼を取り巻く、または関わる環境からすると必然的なことなのかもしれませんね。Gilles Petersonがお気に入りなのも納得できます。ちなみにジャケットを手掛けたのはDublabのグラフィックデザイナー、Brandy Flower。
次々と逸材が現れるLAのアンダーグラウンドコミュニティーには今後も目が離せません。

【関連サイト】
http://www.damonaaron.org
http://www.brandyflower.com