Funkの車窓から

IziphoZam2004-10-24

The Meters / The Meters
 (1969, Josie)

 ニューオーリンズ出身の4人組ファンクバンド、The Metersの1969年発表の1stアルバム『The Meters』。当時はまりかけていたハモンドオルガンの音色に惹かれかけてたときに、ちょうど「ナイナイサイズ!」でかかってた‘Live Wire’がドつぼにはまり、即購入しました。
 The Metersはオルガン、ギター、ベース、ドラムのインストファンクバンドで、解散まで8枚のアルバムを発表してきました。Sly & The Family Stoneのカバー「Simple Song」[M-12]を抜かし、プロデューサーの名前が記載されてますが全曲4人によるものだそうです。
 当時私がイメージしていたブリブリのベースや、激しくファンクするギターやオルガンはこのThe Metersにはあまり見られないんですが、どこか惹かれるのはタイトで乾いたミディアムテンポのドラムと、ゆるーい感じのオルガンですかね。「Cissy Strut」[M-1]は様々なアーティストにカバーされ人気が高いらしいんですが、個人的には「Live Wire」[M-4]がオススメです。前者はシンプルなベースに軽快なブレイクビーツを奏でるドラムと、土臭い感じのギターとうねるようなハモンドオルガンがたまりません。「ファンクは濃すぎてどうも、、」そんな人なんかは好きなんじゃないでしょうか。インストだからってのもありますけど、ファンクというジャンルにしては私はすごい聴きやすい作品ではないかなと思います。