Breakbeatsの車窓から
・Koushik / Battle Times EP
(2001, Text Records)
ひそかに私周辺では最も期待されてるKoushik GhoshことKoushikの来年リリース予定のStones Throwからのアルバム。そんな彼が同レーベルからのEPより前に、Four Tetが一時期立ち上げたレーベルText Recordsからリリースした4曲入りデビューシングル/EP、「Battle Times EP」。
昨年、Stones ThrowからPeanut Butter WolfやMadvillainなどと同時期に突如リリースされた『One In A Day EP』も大絶賛だった彼は、カナダはオンタリオ州ダンダス出身だそう。DJ ShadowやFour Tetばりのドラムインプロ/ブレイクビーツに、60年代サイケデリアやフリージャズを連想させるようなサウンド、一度聴いたら忘れられない独特のサイケデリックなボーカルがとても特徴的な彼の楽曲は、今までにありそうでなかったドリーミングブレイクビーツ。
また彼のフェイバリットも幅広く、Sly And The Family StoneやFunkadelicから、Beach Boys、Marley Marl、Geroge Harrison、My Bloody Valentineまで。また、同サイトにもアップされている彼のミックスからもわかるように、Sun Raを筆頭にしたスピリチュアル/フリージャズや、ヒップホップではPrince Paulに特に影響を受けてきたそうな。
本作はその影響がよく現れた作品が多く、下記の試聴の曲(「Ew」[M-3])なんか特にそういう作品となっています。来年発売予定のアルバムに収録されるらしいですが、待てないという方はレコード屋で見かけたら即買いしてしまってください。
【関連サイト】
http://www.stonesthrow.com/koushik/
【試聴】
♪ ew [M-3]
http://www.djnexus.com/view_record.cfm?record_id=207188