Folk/Bluesの車窓から

IziphoZam2004-12-17

Gresham / It's Always Been There
 (2002, Function 8)

 Jamie "Gadget" Kahn主宰、サンフランシスコに拠点を構える西海岸スケーター達の音楽的溜まり場Funcion 8随一のブルージーなシンガーソングライターGreshamの1st『It's Always Been There』。最近ではTommy Guerrero『Soul Food Taqueria』の「It Gets Heavy」にも参加していたあの人です。
 Tommy GuerreroやJet Black Crayonで一躍有名になり、現在のスケーター/サーファーミュージックの火付け役でもあるFunctin 8が誇る彼は、もちろん生粋のスケーターっ子で、Foodstampなるバンドで活動してた頃にGadgetと出会い、1999年に同レーベルから12インチ「Far From Under」をでデビューを飾りました。それから3年の歳月を経てようやくリリースされた彼のフルアルバム『It's Always Been There』なんですが、本作には総帥のGadgetをはじめ、Tommy Gurrero、Tim DeGaugh(Jet Black Crayon)なんかが参加していて、西海岸の香りが存分に楽しめる内容となっております。
 アコースティックでブルージーな歌声を基調としながらも、ジャズやファンクといった要素も取り入れたり、スクラッチを多用したヒップホップなトラックも収録されています。中でも「Tony Ishmar」[M-3]はアルバム中でも一際光ってる作品で、オルゴールのイントロが始まり、ローズの音色や心躍らせるようなベースライン、ダウンテンポなビートが素晴らしく心地よいです。
 Tommy GuerreroJack Johnsonを筆頭とした、最近流行りのスケーター/シンガーソングライターの中でも外せない存在だと思ったので取りあげてみました。

【関連サイト】
http://www.function8.com/gresham/press.html
【試聴】
http://www.warszawa.jp/cgi-bin/user/detail/detail.cgi?GID=4385