Downtempoの車窓から

IziphoZam2004-12-24

Sia / Colour The Small One
 (2004, Go Beat!/Universal)

 Zero 7『Simle Things』収録の中でも名曲として名高い「Destiny」「Distractions」、『When It Falls』収録「Somersault」「Speed Dial No.2」で、ソウルフルでありながらも浮遊してるような美しいボーカルを聴かせてくれていたSia FurlerことSiaの2ndアルバム。
 Sia Furlerはオーストラリア南部の都市アデレード出身で、2000年にシングル「Taken For Granted」でミュージシャンとしてデビューしました。彼女のユニークな南部なまりの歌声と、Prokofievの「Romeo & Juliet」から用いられたかん高いストリングスが組み合わさったそのサウンドは、Trevor Nelsonから称えられ、アルバムリリース前からJo WhileyのRadio 1 Showに出演するようになり、そしてデビューアルバム『Healing Is Difficult』では、‘the next big R&B thing’とメディアから呼ばれるようになったそうです。
 そんなこんなでZero 7のアルバムに参加したりツアーに帯同することとなった彼女は、彼らと一緒に音楽活動をするにつれ、彼らが今でも好んで聴いているJames Taylor, Nick Drake, Harry Nilsson, Randy Newman,Django Batesなどを聴くようになったそうで、James Taylorとは共演する予定もあるとか。そんな影響もあってか、彼女が奏でるサウンドはジャジーなビートやソウルフルなグルーヴ感がたっぷりのダウンテンポで、Alphaのような映画のサウンドトラック的に拡がる美しい展開を聴かせてくれて、聴く人の日常をより彩ってくれます。Zero 7好きは必聴ですよ。

【関連サイト】
http://www.siamusic.net/
【試聴】
http://www.7digital.com/shops/productDetail.aspx?shop=1&product=201&sid=203&trackid=2107