Merry X'Masの車窓から
・Vince Guaraldi Trio / A Charlie Brown Christmas
(1965, Fantasy)
(2000, Fantasy)
世界にはいろんなクリスマス・アルバムがあるかと思いますが、そん中でも一際ハート・ウォーミング感たっぷりのクリスマス・ジャズ・アルバム。
制作当初、ラテン系ピアニストとして高名であった、サンフランシスコ出身Vince Guaraldiが率いたトリオが、みんな大好きのスヌーピーのクリスマス番組「A Charlie Brown Christmas」のために作ったサウンドトラックらしいです。私はこのピアニストについては全くの無知なのですが、クリスマスという明確なコンセプトもあってか、とても優しいピアノのリフを聴かせてくれていて、また一曲一曲も心を包み込んでくれるような真冬の暖炉のようにとても温かく、家族や恋人、気の合う友人たちとの落ち着いたクリスマス会のBGMなんかに合いそうです。
アルバムの内容は、クリスマス・ソングを集めたカヴァー・アルバムではなくて、Vince Guaraldiのオリジナルのピアノ・ジャズが中心となっています。Apres-Midiのコンピにも収録されいた曲の別バージョン「Linus & Lucy」[M-4]、キュートな子供たちの声が入った「Christmas Time Is Here」[M-6]なんかが個人的には好きでした。
最近何もかも商業的に見えてしまうクリスマス関連の催し物や商品がどうも、、、て感じで、自分の落ち着いた場所で自分が落ち着ける人とクリスマスを過ごす音楽には最適だと思います(←私だけ？)。老若男女問わず聴ける作品だと思いますので、今夜予定がある方は是非ともCDショップに立ち寄ってみてください。
