Disco/Worldの車窓から

IziphoZam2005-01-02

Dan Boadi And The African Internationals / Money Is The World Of Evil
 (1978, Minta)
 (2002, Aestuarium)

 1978年に500枚限定でリリースされた、ファンキーなディスコ・アフロビートを展開するガーナ人アーティストDan Boadi And The African Internationalsの再発盤。リリースはPhilip Cohran Artistic Heritage Ensembleの再発で知られる、Jamie Hodge主宰のAestuariumから。
 Dan Boadiは70年代中期に、『Abrabo LP』をリリースし、自国のガーナのナショナルチャートにてトップにのぼりつめたことがあるらしいです。それに味を占めたのか、1978年に自身の腕を試すかのようにシカゴに移動し、少々の宣伝をした後、12分以上に及ぶ大作2曲を含むLP『Money is the Root of Evil / Play That Funky Music』を500枚限定でリリース。その先進的なアフロビートを施した2つのトラックは、マジェスティックサイケデリックで放縦的であった当時のアメリカのダンスフロアを賑わしたような。実際のサウンドも、その話が頷けるような曲で、ディスコテックなビートとパーカッションに、ファンクネス溢れるベースラインがうねりまくっていて、更に流れるようなハモンドオルガンの音色がたまらなくかっこいい70年代に作られたとは思えないほどのかっこよく仕上げられています。クラブジャズ/ブロークンビーツ・ファンの方にもめちゃオススメです。

【関連サイト&試聴】
http://www.heftyrecords.com/store/info/aes002.html