Jazzの車窓から

・Black Renaissance / Body, Mind, and Spirit
　(1976, Baystate)
　(2002, Luv N' Haight)
　Gilles PetersonがSun Ra『Sleeping Beauty』、John Coltrane『A Love Supreme』と並んでオールタイム・フェイバリットに挙げる、Roy Ayersなどとの客演で知られるピアニストHarry Whitakerによるスピリチュアルジャズ・グループBlack Renaissanceの76年の激レア盤。再発はいつも感謝感謝Ubiquity傘下のLuv N' Haightから。

【【Personnel】】
Woody Shaw : Trumpet
Azar Lawrence : Tenor Sax & Soprano Sax
David Schnitter : Tenor Sax
Harry Whitaker : Piano
Buster Williams : Bass
Billy Hart : Drums on‘Black Renaissance’ & Percussion
Howard King : Drums on‘Magic Ritual’ & Percussion
Mtume : Percussion
Earl Bennett : Percussion

　この盤は当時、理由は知りませんが日本の小さなインデペンデント・レーベルBaystateからリリースされたためか、日本国内でのみかつごく少量のみ出回っていたために数少ない人しか手に出来なかったらしく、オリジナル盤は350$以上でオークションされる代物で、シンプルな夕日のようなジャケットからは想像できないほどスピリチュアル＆アフロセントリックな極上の大作が2曲収録されています。私はなんでこの盤に出会ったかは全くもって忘れてしまったんですが、最初聴いてホントつぼに入りました。リズムが気持ちいいピアノの旋律とパーカッションの煌びやかな音の上にのっかる、エコーがかったポエトリーな女性ボーカルがとても神秘的でホント素晴らしく美しい曲です。クラブジャズ・ファンに是非とも聴いて欲しい一枚です。

【関連サイト】
http://www.ubiquityrecords.com/harry_whitaker.html
【試聴】
http://www.ubiquityrecords.com/lh037.html