Future Funkの車窓から


Jeremy Ellis / The Lotus Blooms
 (2005, Ubiquity)

 昨年、hamutaro氏大絶賛の『ElectronicLoveFunk』で流れるような甘いヴィンテージシンセの音色とその艶やかな歌声を披露し、瞬く間に世界を魅了した、デトロイトをベースに活動するAyroことJeremy Ellisが放つ自身名義でのフルアルバム。
 Jeremy Ellisは、青春時代クラシカル/ジャズ・ピアノ、パーカッションについて勉強していた経験があるらしく、当時John Arnoldも在籍し、世界中をツアーしていた有名なジャズ/フュージョン・グループJazzheadとともに活動したことにより、Carl CraigやAlton Miller, Recloose, John Beltranといった、デトロイトのレジェンドリーなプロデューサーのようなキーボード・スキルを身に付けることができ、それと並行して彼の名前も知られていくようになったとか。そんな彼の通算2枚目となる本作はわざわざプエルトリコに移り制作されたものらしく、前作のスタイルに同地のボンバとプレナといった伝統的なリズムをも取り入れ、ブロークンビーツ、ヒップホップ、ハウスといったサウンド・スタイルに、プエルトリカン・ソング、ラテン・グルーヴ、ソウル/ファンクといった要素をうまくを取り入れながらも、前作のようなメロウネスも聴かせてくれるフューチャーファンクに仕上っています。2/22発売予定。

【関連サイト】
http://www.ubiquityrecords.com/jeremy_ellis.html
【試聴】
http://store.rensoul.com/product_info.php?products_id=119&osCsid=7ea0d87cf582548bb703eaf1397de4e1