HipHopの車窓から


Emanon / The Waiting Room
 (2005, Shaman Work)

 Sound In Colorからリリースする新鋭ビートクリエイターDJ Exileと、Stones Throwからのニューシングルも素晴らしかったAloe Blaccのヒップホップ・デュオEmanonの待望のフル・アルバム。リリースはMF DoomやWale Oyejideで知られるShaman Workから。
 バイオグラフィーがけっこうどうでもいことばかりだったので短めになりますが、Emanonは個人的にトラックを作っていたExileがちょうどラッパーを探していたときに、95年に友達を通して知り合ったAloe Blaccと結成されたユニットで、『Stretch Marx』なるミックステープにて当時まだ16歳だった彼をフューチャーし、三作目『Imaginary Friends』でユニットEmanonとしての活動をスタートさせ、その後何枚かのシングル/EPをリリースし、Ill Boogie Recordsからリリースされた「Anon & On」によって一部の音楽ファンやメディアに日の目を浴びるようになったとか。そんな注目を浴びた彼らのサウンドは、ファンクやジャズ、スパニッシュなど様々なルーツ・ミュージックが反映されたDJ Exileのスムースなトラックに、Aloe Blaccのリリカルでソウルフルなラップ/歌声が乗っかる心地良く、かつ魂がこみ上げられるような曲となっています。今後はそれぞれのソロアルバム、コンピ、ミックスものがリリース予定らしいですが、肝心の本アルバムは3/8リリースですので忘れずにチェックしておいてください(Amazon調べ)。

【関連サイト】
http://www.shamanwork.com/
http://www.emanonhiphop.com/
http://www.djexile.com/
http://www.aloeblacc.com/
【試聴】
http://www.hiphopnews.de/news_detail_startseite,94,,11044,detail.html