HipHopの車窓から


Edan / Beauty & The Beat
 (2005, Lewis Recordings)

 イスラエル人の両親を持ちメリーランド出身で、現在はボストンをベースに活動するEdanの2ndアルバム。
 Edanの略歴などは下記のサイトに完璧に記されているのであまり述べませんが、彼はトラックメイクからMC、DJまで全て一人でこなすヒップホップ・アーティストで、バークリー音楽院にも通院したこともあるとか。そういったアーティストは、今となってはたくさん存在するのですが彼が注目を集めるのは何といってもそのサウンド・プロダクション。ファンクやソウル・マナーを大切にした、オールド〜ミドル・スクールの空気感を持ったトラックと、遊び心が溢れたユニークなサンプリング・センスが特に光っていて、まさにヒップホップに惚れ込み、ヒップホップを楽しんでる様子がひしひしと伝わってくるんです。本アルバムも前作同様に楽しませてくれていて、「Fumbling Over Words That Rhyme」[M-4]と「The Science Of The Two feat. Insight」[M-11]が、特にそういった点が顕著に現れていてとてもかっこ良かったです。InsightとPercee-P、Mr. Lifなども参加しています。USに先駆けてUKが3/14に先行ということですが、本国も3/16に日本盤が先行でリリースされます。

【関連サイト&試聴】
http://www.miclife.com/mlr1006.htm
http://www.lewisrecordings.com