Brazilianの車窓から
・Arthur Verocai / Arthur Verocai
(1972, Continental Records)
(2003, Luv N'Haight)
Quarteto Em CyやMPB 4、Marcos Valleなどのアレンジなどで知られ、Gilles PetersonやPatrick Forgeを始めとした音楽マニアからMPBのひそかな名盤として人気のArthur Verocaiの1972年発表の再発アルバム。
Arthur Verocaiは1945年リオデジャネイロに生まれ、Frank ZappaやHerbie Hancock、Bill Evans、Miles Davis、Milton Nascimentoなどに影響を受けてきたとか。その幅広い音楽嗜好もあってか彼の初のソロ作品でもある本作は、ミナスの空気を感じさせながらもフォーク、ファンク/ジャズ、ソウルをブレンドした独特のブラジリアン・グルーヴで、またローファイなエレクトロニクスなども用い、サイケデリックな感覚も持ち合わせたアルバムとなっています。ソウル/レアグルーヴとしても取りあげられそうな「Sylvia」[M-3]や「Naboca Do Sol」[M-7]なんかは聴いたことがある方が多いのではないでしょうか。フォーキー・ソウル・ファンは是非とも聴いてみてください。最高の名盤の一つだと思います。
【関連サイト&試聴】
http://www.ubiquityrecords.com/lh042.html