HipHopの車窓から

・Hezekiah / Hurry Up & Wait
　(2005, Soulspazm)
　James PoyserやBilal、Ge-Ologyなどから既に賞賛されている、フィラデルフィアをベースに活動するMC/プロデューサーHezekiahのデビューアルバム。
　Hezekiahはデラウェア州出身のアーティストで、Otis ReddingやBo Diddleyのようなサウンドやブルースなどを好む家庭に育ったらしく、そういった環境のために自然と耳が肥えていき、音楽に対する愛情が深まっていたとか。またどこで培ったかはわかりませんがMCとしての才能もあり、フィラデルフィアのアンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンに積極的に働きかけていった結果、Bahamadiaと共に仕事をしたりAhmir Thompsonの妹のDawn Thompsonからインヴィテイションをもらうようにまでなっていったそうな。そんな彼が聴かせるそのサウンドは、サンプラー/シーケンサー/シンセサイザーを基本にした曲作りで、フィリーといった感じの曲もありますがファンク/ソウル・マナーをしっかりもったヒップホップといった感じで、Oh Noなんかに近いのではないでしょうか。BahamadiaやGrand Agent、Santi White(Stiffed)、Scratchといった豪華な面々が参加していて、またSoulspazmからのリリースということもあってM-PhazesやIllmindなどBeat Societyのクルーもプロダクションに参加しているみたいです。9th WonderやNicolayなど好きな人にもオススメです。新人なのにやばいかっこいいっス。

【関連サイト＆試聴】
http://www.soulspazm.com/artist_hezekiah.html
(♪=アルバムタイトルをクリックすると試聴ウィンドウが出てきて、左端にはフリーmp3もあります)
http://www.grooveattack.com/news/news_detail.php3?genre=Hip+Hop&id=568
(♪=一番下にメガミックスのフリーmp3が置いてあります)