Loungeの車窓から


Yuzo Hayashi & Salon '68 / Life As A Cinema
 (2002, April Records)

 流線形のメンバーでもあるキーボード奏者林有三が、自身のグループ‘林 有三 & サロン '68’を率いてリリースしたアルバム。
 お洒落音楽番長・須永辰雄監修の定番ミックスCD『World Standard』の第4弾に本アルバム収録の「メルカートの果物」が選曲されたことでご存知の方もいるかと思いますが、日本国内でこれまた素晴らしい作品を見つけました。ヨーロッパの映画やマフィアものといったサントラやイージーリスニングなどを好んで聴いてきたという林有三を中心に仕上がられた本作は、本国ものに負けないくらいのはじけた感じのスキャットや60〜70年代のブラジリアン・ポップスにひけをとらないブラジリアン・ジャズ〜ボッサを披露していて、カフェやサロンのBGMでかかっていても和製ものとは気付かないほどのクオリティーの高いラウンジ・ミュージックを聴かせてくれています。これはめちゃくちゃオススメです。

【関連サイト】
http://www.april-records.com/salon68
【試聴】
http://www.disquesdessinee.com/ddd/yuzohayashi_lp.html