Brazilianの車窓から


Triste Janero / Meet Triste Janero
 (1968, White Whale)
 (2003, Rev-Ola)

 テキサスはダラスを中心に活動していたソフトロック〜ブラジリアン・グループ、Triste Janeroが唯一68年に録音/発表していた超希少盤の正規再発盤。
 ムジカロコムンドやサバービアでも紹介されていたので好きな方はご存知でしょうが、Triste JaneroはSergio Mendes〜のフォロワーとしても知られる、テキサス州ダラスで活動していた5人組のローカル・バンド。クレジットを見る限り、結成当初はヴォーカル、ギター、ベース、ドラムの4人編成でキーボードは後から追加されたいですが、このキーボード/オルガンがこのグループの鍵となっていて、前述のポップ感の強いSergio Mendes〜がそれらを前面に出したソフト・ブラジリアン・ポップスといった感じの作品。上品で清涼感のある女性ヴォーカルとソフトな響きのバック・コーラスによるファンシーなハーモニーを基軸に、アコースティック・ギターとパーカッションを主体としたボサノヴァ・アレンジや、キーボード/オルガンを多用したお洒落でグルーヴィーなソフトロックなどを展開しています。A.C. Jobim、Bacharachなどのカバーも収録。

【関連サイト&試聴】
http://www.cherryred.co.uk/revola/artists/tristejanerocrrev43.htm