Jazz/Soulの車窓から


V.A. / Jazz Bizniz 3
 (2003, Counterpoint)

 ジャズ/ファンクの再発だけでなく、Fertile GroundやMarc Moulinなど良質ニュー・ジャズ/フュージョン・アーティストを輩出するイギリスのレーベル、Counterpoint Recordsの定番コンピの第3弾。
 今日はジャズやファンクといった音楽に興味を持ち始めた頃に購入した、クラブ・ジャズ的なジャズやソウル、アフロ、ラテンを集めたナイスなコンピ。全曲、Counterpoint Recordsのオーナーでもありレコード・ディーラー、DJも行っているJake Behnanによるもので、70年代のジャズ中心でありながらも新鋭なニュー・ジャズ・アーティストも収録されています。オススメは、フィリー・ヒップホップ・トリオDigable PlanetsのDoodle BugとSun Ra ArkestraによるCee-Knowledge & Sun Ra's Arkestraによるファンク・アレンジがかっこいいSun Raのカバー「Space Is The Place」[M-5]、Fertile Groundのヴォーカリストによるポエトリー・リーディングをフューチャーした優美なジャズ・ワルツ「If We Do Nothing」[M-6]、新鋭ニュー・ジャズ・バンドとして今最も脚光を浴びているフィンランドFive Corners Quintetによる、グルーヴィーなピアノリフとリリカルなサックスが映えるモーダル・ジャズ「Bluepriint」[M-11]、昨年ライヴ盤がリリースされ話題となり、Stones ThrowのEgon監修によるファンク・コンピ『The Funky 16 Corners』に収録され、Madlibにもリミックスされたインディアナポリスヴィブラフォン奏者Billy Wootenによるスピリチュアルな響きを持ったヴィブラフォンが美しい「Chicango」[M-12]って感じですかね。全曲すごいいいのですが、簡単にオススメできるのはこれくらいなのでご勘弁を。グルーヴィーなジャズを聴きたいという方は是非。

【関連サイト&試聴】
http://www.counterpointrecords.co.uk/docs/display_album.php?id=12
http://www.juno.co.uk/products/114757-01.htm