SSWの車窓から


Jose Gonzalez / Veneer
 (2005, Peacefrog)

 スウェーデン育ちのアルゼンチン人シンガー・ソングライターJose Gonzalez(ホセ・ゴンザレス)のデビューアルバム。
 情報があまりにも少なかったので詳しい略歴は不明ですが、Jose Gonzalezはアルゼンチン人の両親を持ちながらスウェーデンにて育ち、60年代後半〜70年代前半のイギリスのフォーク・ミュージックやJoy Divisionといったロックから、ボサノヴァを始めとするブラジル音楽やラテン音楽など様々な音楽を好み、同時に影響を受けてきたとか。そんな環境で育った彼が奏でるサウンドはほぼ全編的にアコースティックギターに用い、控えめなパーカッションなどによるシンプルなサウンド構成ながらも、どこかブラジルを始めとする南米の空気感を醸し出したゆるーい感じの旋律を聴かせ、また優しく包み込むような歌声がまた気持ち良く、北欧経由の哀愁フォーク・ミュージックといった感じのアルバムとなっています。ゆるさから、最近サーフ/スケーター系にハマっているという方にもオススメしたい作品です。

【関連サイト】
http://www.peacefrog.com/
http://www.jose-gonzalez.com
【試聴】
http://www.boomkat.com/item.cfm?id=17083
http://www.phonicarecords.co.uk/detail.aspx?ID=5052