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・Nobody & Mystic Chords Of Memory / Tree Colored See
(2006, Mush)
昨年のPrefuse 73との来日で一挙に知名度を上げてしまった、Dublabクルーの一員=カリフォルニアン・サイケデリック・ダウンテンポ・マスターElvin EstelaことNobodyが、米インディー・ポップ・シーンでコアなファンに人気を得ていたバンド=Beachwood Sparksの元メンバーであるChris Gunstによる新ユニットMystic Chords Of Memoryとコラボったフル・アルバム。
昨年ようやくPlug Researchからリリースされたアルバムの高評価、Prefuse 73の二度の来日公演での客演によって日本でも人気の出始めた(?)Nobodyが早くも新作をリリースしました。Nododyの2ndのThe Monkees「Porpoise Song」、3rdのThe Flaming Lips「What is the Light?」といったカバー曲コラボも絶妙なコンビネーション/ハーモニーを生み出していましたが、今作はどちらかというとMystic Chords Of Memoryの歌声やアコースティックサウンドに合わせた音作りといった感じですが、Nobody特有の60年代へトリップしてしまいそうなサイケな空気を醸し出すダウンテンポは相変わらずに、よりメランコリーを注入したといった感じでしょうか。日本盤のみDevendra Banhartによるアルバム収録曲のカバー、Dntel、Daedelusとその彼女によるユニットThe Long Lostのリミックス収録。この季節にぴったりのサウンドだと思うので是非。