■

・Daniel Salinas / Atlantis
　(1973, Top Tape Musica)
　(2005, Whatmusic)
　ブラジル人アレンジャーDaniel Salinasが総勢30名以上のミュージシャンを率いて制作した、壮大なオーケストレーション・ジャズ・ファンクの再発盤。
　本作のフロントマンDaniel SalinasについてWhatmusicのページに全く記されてないので簡単なバイオを申しますと、ブラジル人アレンジャー/キーボーディストではEumir Deodatoが圧倒的に有名ですが、本作の彼も劣らない腕前のアレンジャーの一人で、Deodatoのスタイルに強く影響されてきたのだとか。その彼が30名以上のピアノ、ギター、パーカッション、フルート、オーボエ、トランペット、トロンボーン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどのミュージシャンを集い完成された本作は、地を這うような太いベースラインに疾走するドラムス/パーカッションを軸に、心地よいエレピやフルート、壮大な情景を描写するホーン/ストリングスを多用したソフト・ロック風味なジャズ・ファンク。クラブ・クラシックとして「Straussmania」[M-4]が有名ですが、個人的にはJazzanovaのAlexander Barckも愛するシンガー・ソングライターPaul Bryan、Simon & Garfunkel、Donovanの名曲もカバーも心にきました。

【試聴】
http://www.whatmusic.com/info/productinfo.php?productid=300&menulevel=brasilian%20cds&returnurl=http%3A%2F%2Fwww.whatmusic.com%2Fmusicstore%2FBrasilian_cd_11.php
http://www.cisco-records.co.jp/cgi/title/rnb/detail_138878.php
http://www.cdbaby.com/cd/salinas