Post Rockの車窓から

IziphoZam2004-11-02

The Sea And Cake / Oui
 (2000, Thrill Jocky)

 本日はシカゴ音響派The Sea And Cakeの通算5枚目にあたるアルバム『Oui』。今日(昨日)のような天気のいい日には持ってこいの一枚。
 だいぶ有名なバンドなんで説明は不要かと思いますが、いちおう略歴などを。The Sea And Cakeはシカゴを中心に活動する4人組のソフトロック的なポストロックバンド。メンバーはそのシカゴを代表するバンドで、‘シカゴ音響派’の代名詞でもあるTortoiseの重鎮John McEntire(Drums,Percussion,Piano,Synthesizer)、国際的に注目されている画家/フォトグラファーのSam Prekop(Vocal,Guitar,Synthesizer)、人気コミック『SoF'BoY』の作者でもあるArcher Prewitt(Guitar,Piano,Synthesizer,Vocal)、そして独特のタッチが特徴の画家として活躍するEric Claridge(Bass)となっています。
 正直私は、彼らのアルバムはこの作品を含めて3枚しか持ってないんですが一番好きなアルバムです。一曲一曲もそうなんですが、アルバムの流れが最高に好きですね。Sam Prekopの、甘酸っぱさが抜けた感じの大人っぽい渋みのあるハスキーな美しいボーカルはもちろん大好きなんですが、TortoiseではあまりみられないJohn McEntireの軽快にステップを踏ませるようなドラミングがかなり気持ちいいです。それとソフトロックを感じさせるようなパーカッションを控えめに入れるとかなんかも心地よくていいですね。メロディーもとてもポップでドライブに最適です。とりあえず1曲目の「Afternoon Speaker」を聴いてみてください。音があまりにも美しすぎてハートに矢が刺さりますよ(笑)。
 思ったんですけど、なにげに前作『One Bedroom』からもう2年以上も経つんですね。ときが経つのって早いなぁ。

【関連サイト】
http://www.theseaandcake.com/
http://www.thrilljockey.com/bandpage.html?artistnum=31