HipHopの車窓から
・Noah 23 / Jupiter Sajitarius
(2004, 2nd rec)
生まれはミシシッピ州はナッチェス、育ちはカナダ・オンタリオ州グエルフの、Noah BrickleyことNoah 23の通算4(?)枚目となるアルバム。
過去のアルバムでもカナディアン・Bボーイの逸材的の作品を作っていた彼ですが、その独特の音楽性は、彼のこの上ないヒップホップへの愛情が目覚め始めた8年前まで行っていた、チープでおもちゃのような楽器と4トラック・レコーダー、作曲活動に役に立つものなら何でも使った、フォーク、テクノ、パンク・ロックといった、様々な趣味的音楽制作の影響があるからみたいです。
本作もそんなアプローチをしたかのようなローファイなヒップホップとなっていて、メランコリックなストリングス・アレンジや断片化されたクラシック・ピアノ、ファンキーなベースライン、初期ジャズのDixieland系のサンプルなどを多用していて、ひそかにメロウネスや懐かしさを感じたのと同時に、北米&カナディアン・アンダーグラウンド恐るべしと再認したのでありました。
【関連サイト】
http://www.2ndrec.com/index02.html
【試聴】
http://www.2ndrec.com/jupitersajitarius/