Brazilianの車窓から


Agustin Pereyra Lucena / La Rana
 (1980, Treasure Trove Records)
 (2004, Celeste)

 ブラジリアン・ミュージックに多大な影響を受けた、アルゼンチンのジャズ・ギタリストAgustin Pereyra Lucenaが欧州滞在中にノルウェーで、カルテット編成にて録音・発表した80年作アルバムの世界初CD化盤。
 アルゼンチン人でありながらもブラジル国内やジャズ/ブラジル音楽ファンにも高評価を得た彼の特徴は、何と言ってもそのソングライターぶり。「ブラジリアンでないから」という理由ではありませんが、本場のボサノバとはまた違った風合いを聴かせてくれていて、軽快で爽快なアコースティックギターから奏でられるジャズ・ボッサを基調に様々な感覚に陥りそうな演奏を繰り広げていてます。朝焼けの空に似合いそうなフルートと優しいギターの音色がとても心地いいサウンドから、スピリチュアルな空気感を持つ曲や、サウダージ感たっぷりの美しい曲など雰囲気などからくる心地良さのみならず、しっかりとしたサウンドも持ち合わせた名作品だと思います。あまりの寒さに「気分的にでも春を先取りしたい!」って方にもいいではないでしょうか。ホント気持ちいいです。

【関連サイト】
http://webs.uolsinectis.com.ar/aplucena/
【試聴】
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http://www.clst.jp/
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