French Jazzの車窓から
・Baroque Jazz Trio / BJT
(1970, Saravah)
(2004, L'Arome)
フランスの名門レーベルSaravahから1970年にリリースされた、フレンチ・ジャズ・トリオBaroque Jazz Trioのレア盤リイシュー。再発は(id:IziphoZam:20050129)でも紹介した、毎度レアでマニアックな良盤を教えてくれるフランスのL'Aromeから。
Baroque Jazz TrioはJean-Charles Capon(Cello), Georges Rabol(Piano),Philippe Combelle(Drums)という変わったトリオ編成で、基本的にハープシコードを使用したバロック調のジャズのサウンドに、パーカッションなどを用いてラテンや民族音楽のような要素も取り入れた独特の音世界を作り出しています。スカスカに思われる楽器編成ながらも疾走するドラムとパーカッションによってエキゾチック・ジャズ・グルーヴ「Latin Baroque」[M-4]、チェロによる心揺さぶる旋律が、60〜70年代のフランス映画のように聴く者の情景を彩るエンディング曲「Largo」[M-8]なんかは気持ち良くてホント最高です。