2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Breakbeatsの車窓から

・C-Mon & Kypski / Static Traveller (2005, Supertracks) North West Metropolisとの共演経験もあるというオランダのヒップホップ・グループC-Mon & Kypskiの通算2枚目となるアルバム。 C-Mon & Kypskiは小学校からの同級生だというDJ Kypski(Thomas Elber…

Electronicaの車窓から

・The Exposures / Lost Recordings 2000-2004 (2005, Eastern Developments) スコット・ヘレン主宰Eastern Developmentsからの久々の新作は、Jan Jelinekとのコラボ作『La Nouvelle Pauvrete』(2003, ~Scape)でも注目を浴びていたThe Exposuresの作品集。 T…

Neo Soulの車窓から

・Adriana Evans / Nomadic (2004, Next Thing) デビューアルバムでネオ・クラシック・ソウルと括られた最初のアーティストのうちの人である、女性シンガーAdriana Evansの約7年ぶりとなるアルバム。 Adriana Evansはジャズ・シンガーの母親をもち、サンフラ…

Breakbeatsの車窓から

・Malcom Kipe / Breakspiracy Theories (2005, Merck) μ-ziq主宰のPlanet-MuからはNautilis名義でもリリースしている、テキサス州オースティンをベースに活動するプロデューサーMalcom Kipeのデビューアルバム。 Merckのサイトにも彼のサイトにもバイオグラ…

HipHop/Electroの車窓から

・Brownstudy / Tell Me More About Bubbles (2004, Third Ear) Carl Craig主宰のPlanet Eからのデビューシングル「Peter and The Rooster」が、Josh WinkやKirk DiGiorgioなどから絶賛されたデトロイトの新鋭MC/プロデューサー、Jason Hogansのソロ・プロジ…

Brazilianの車窓から

・Agustin Pereyra Lucena / Ese Dia Va A Llegar (1975, Cabal) (2004, Celeste) 以前にも紹介したアルゼンチン生まれの天才ソングライター/ギタリストAgustin Pereyra Lucenaの75年録音の通算4枚目となるアルバム。 『La Rana』があまりに良かったのでまた…

Nu Jazzの車窓から

・Dwight Trible And The Life Force Trio / Equipoise (2005, Ninja Tune) 今年、Ninja TuneからBuild An Arkのメイン・ヴォーカリストDwight Tribleのソロ・アルバムがリリースされると以前少し伝えましたが、恐ろしく期待を持たせてしまうシングルが出て…

Jazzの車窓から

・Maulawi / Maulawi (1974, ?) (2005, Universal Sounds) 先日紹介したSoul Jazzの『New Thing !』にも収録された、Maulawi Nururdinが若いミュージシャンを率いて1973年/シカゴに録音した作品の再発盤。 今年になってSoul Jazz(Universal Sounds)からあま…

Nu Jazzの車窓から

・Diesler / Diggin It Somethin Rotten (2005, Tru Thoughts) Nostalgia 77に続いて早くもTru Thoughtsからリリースされる新作は、マンチェスターをベースに活動するプロデューサーである、Jonathan Radfordによるソロ・プロジェクトDieslerのデビューアル…

HipHopの車窓から

・Antennae / Exit (2005, Botanica Del Jibaro) 詩人でもあるMC=Tresとチリ出身のビートメイカー/プロデューサーManuvers、Counterflowからのリリースで知られるInduceからなるヒップホップ・グループ、Antennaeのデビューアルバムにしてラストとなるアル…

Breakbeatsの車窓から

・Dimlite / Runbox Weathers (2005, Sonar Kollektiv) 1980年、スイス出身、同国ベルン在住というSonar Kollektivからの新たな新鋭サウンド・クリエイターDimliteのデビューアルバム。 以前紹介したコンピ『The Now Factor』でも一際異彩を放っていたDimlit…

Brazilianの車窓から

・Wanda De Sah / Softly ! (1966, Capitol) (2004, Rev-Ola) Sergio Mendes & Brasil 65'時代に参加した女性ボーカリストWanda Sahが、、その渡米中にWanda De Sah名義として録音し翌年にソロ・リリースしていた作品の再発盤。 Wanda De Sahは上述の作品以…

HipHopの車窓から

・The Proov / Battle Mode (2005, ImPROOVment Records) 先頃、Kindred Spiritsのイベントにも堂々の出演を果たした、Cee Major、Gumshoe、DJ SDubからなる、オランダはレーワールデンで結成されたヒップホップ・グループThe Proovのデビュー・フル・アルバ…

Soul/Funkの車窓から

・The Rebirth / This Journey In (2005, Kajmere) 『Rewind! 4』に収録されたThe Might Rydersのカバー「Evil Vibrations」でGilles Peterson“Worldwide Awards 2004”のソング・オブ・イヤーに選ばれるなど、シングルやコンピなどでデビュー前から既に話題…

Acoustic Popの車窓から

・Kings Of Convenience / Riot On An Empty Street (2004, Source) ノルウェーはベルゲン出身の、Erlend OyeとEirik Glambek Boeによるアコースティック・ポップ・デュオKings Of Convenienceの通算3枚目となるアルバム。 ようやく購入しました。先行シング…

Breakbeatsの車窓から

・Madrid De Los Austrias / Mad Amor (2005, Sunshine Enterprises) オーストリアはウィーンを拠点に置くレーベルSunshine Enterprisesの創設者/A&R/DJであるHeinz Troniggerと、音の魔術師と言われるMichael "Pogo" Kreiner(以下Pogo)によるフューチャー・…

Post Rockの車窓から

・Caribou / The Milk Of Human Kindness (2005, Leaf) Dan Snaithのソロ・プロジェクトManitobaが名前を新たにCaribouに変え、再出発を図った通算2枚目となるアルバム。 Manitobaファンの方なら皆さんご存知でしょうが、いつの間にか名前が変わってしまいま…

Jazzの車窓から

・Kellee Patterson / Maiden Voyage (1973, Black Jazz) 今日はまたまたBlack Jazzの再発から。ブラック・ジャズ・ファンのみならずソウルジャズ・ファンにも人気の女性シンガーKellee Pattersonの大名盤『Maiden Voyage』の再発盤。 Kellee Pattersonはシ…

HipHopの車窓から

・Grand Agent / Under The Circumstances (2005, Soulspazm) Grooveattackなどのリリースで知られるMC、Grand Agentの通算3枚目となるフルアルバム。リリースは最近良質なアーティストを輩出する新興レーベルSoulspazmから。 Grand AgentはNorth Central Ph…

Brazilianの車窓から

・Sabrina Malheiros / Equilibria (2005, Far Out) Far Outからの久々のリリースは、ナンバー1・ブラジリアン・フュージョン・グループAzymuthのベーシストAlex Malheirosの娘Sabrina Malheirosのデビューアルバム。 最近「これっ!」っていう今聴きたい気…

Jazz Vocalの車窓から

・Sammy Davis Jr / Lonely Is The Name (1968, Reprise) 当時俳優業やミュージカルもこなしていた男性ジャズ・シンガーSammy Davis Jrが68年に残したポップなジャズ・アルバムの再発盤。 私はこの盤で初めて知ったので彼については全く知りませんが、Sammy …

Jazzの車窓から

・Hubert Laws / The Rite Of Spring (1971, CTI) ジャズ、クラシックと両サイドで活躍してきたフルート奏者Hubert Laws(ヒュバート・ロウズ)が、豪華な面々を率いて1971年に録音した作品。 本作はジャズ、クラシック、どちらとも言い難い作品なのですが一応…

HipHopの車窓から

・Zion I / True & Livin (2005, Live Up) オークランドを中心に活動する、MC ZionとAmp LiveによるヒップホップデュオZion Iの通算3枚目となるアルバム。 前作『Curb Servin』(Madlibによる素晴らしいリミックス曲も収録)は、バウンシーな曲などもあってア…

Nu Jazzの車窓から

・Nostalgia 77 / The Garden (2005, Ubiquity/Tru-Thought) 昨年華々しくデビューを飾った、Ben Lamdinによるソロ・プロジェクトNostalgia 77の2ndアルバム。 デビュー作ではヘヴィーなインストヒップホップ/ダウンテンポを披露していた彼ですが、今作は彼…

Sun Raの車窓から

・Sun Ra / Sleeping Beauty (1979, Saturn) (2005, Art Yard) 以前にも記したように、Gilles Petersonがオールタイム・フェイバリットに挙げる一枚である、イギリスはArt YardのSun Ra復刻第3弾『Sleeping Beauty』。 ついに出ましたね、『Sleeping Beauty…

Post Jazzの車窓から

・Icy Demons / Fight Back ! (2004, Cloud Recordings) HIMやBablicon, Orsoなどでも知られるベース・プレイヤー/プロデューサーGriffin Rodriguezを中心に結成されたIcy Demonsのデビューアルバム。 Icy DemonsはGriffin Rodriguez以外は固定メンバーがい…

HipHopの車窓から

・La Cedille / Vu Du Large (2005, Chocolate Fireguard) 既にGlastonbury FestivalやMontreux Jazz Festival、Jay Deeのサポート客演など精力的にライヴ活動を行う、フランスはブザンソン出身の7人編成ヒップホップ・バンドLa Cedilleのデビューアルバム。…

Brazilianの車窓から

・Luiz Claudio / Entre Nos (1968, Musidisc) (2004, Whatmusic) ブラジルはミナス出身のシンガーソングライターLuiz Claudioが68年に発表した、カルト的人気を誇るボサノバの隠れた名盤の再発盤。 Luiz Claudioは、Quarteto Em Cy(id:IziphoZam:20050228)…

Soul Jazzの車窓から

・Dorothy Ashby / Afro-Harping (1968, Cadet) ヒップホップ・ネタとして多く使われていることでも有名な、女性ハープ奏者Dorothy Ashbyが自身も幾枚かの名盤を残したカデット・レコーズへ移籍しての第一作目。 本作は名アレンジャーRichard Evansとのコラ…

Acid Folkの車窓から

・Linda Perhacs / Parallelograms (1970, KAPP) (2003, Wild Places) アメリカ西海岸はカリフォルニア出身の女性シンガーソングライターLinda Perhacsの、1970年発表のアルバムのリマスター&ボーナストラック6曲を追加した再発盤。 私がこの人を知ったのは…